2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

午前四時の漫喫は深海に通じていて、くらげのように淡く発光しながらおれはマンガを読み続ける。修道士がアリストテレスを筆写する。窓のない漫喫はこの世の始めから存在し、現象の底に広がり、チューブとなって因果の始点と終点を結う。あるいは因果の因で…

都会が冷たいのかどうかはしらんが自然界は厳しすぎるのでおれはもう一生コンビニで立ち読みできたらいいなと思う。むかし知り合ったもの書きの人が自著で紹介してた立ち呑み屋さんに行きたいなあと思ってたら転職先がそこの隣のビルだったのでこれは運命。…

みんな忙しさってものをどう受けいれているのだろう。いろんな理由を集めてきては、なんとか自分を駆動してるのか。正直そういうケースの方が多いと思う。

たぶん宇宙も人類も、まぐれで生じたわけだし。

ことの発端においてはそれでなくちゃならない理由なんて何もなかったのだけど、やっぱそれでなくちゃ絶対にだめ、と思えるくらいにあたためられた時間の推移。必然性になんてたよらなくてもイエスと言える方がすこやかなのだ。

「真の認識にとって言語は克服されるべきものだから」 高校中退、職業トラック運転手。魂の遊戯はパチスロと哲学。きみと話せてよかった。

オーボエとリコーダーとピアニカの電化バンド結成。したい。気が小さい楽器たちの、雲のような音の帯。音楽ぜんぜんできんのだけどね。

19世紀のヨーロッパ人の音楽は暴力の匂いがしてなんか怖い。18世紀以前のは、大きなものを志向した音があんまりなさそうで、自分に向いてるような気がする。お金があればいっぱい聴きたい。

否定して否定して、焼き払うように否定に否定を重ねれば、最後にどうしても否定しきれない何かが残るだろう。それにだけは安心して寄りかかっていいなにものかが。だけどそこに至れるのは一握りの勇気ある人たちだけだ。おれは、なんかもう、マンガでも読ん…

否定はより大きな肯定を、少なくとも目指すためのものでなければあんま意味はないよね。

こういう季節は赤ちょうちんの店先で立ち呑みしたい!くらげバリバリかじりながら。くらげって、十分メイン張れるポテンシャルがあると思うのだけれど、どこでも添え物あつかいなのが疑問だ。最近それぐらいしか世の中にもの申すことがないが。

それはそうと暑いので

空想を現実化する過程。経験世界は忙しい。現実の濃度に体を慣らす作業と、自分の中の希薄さを保つこととの間で、いまだに時々ふらつくけれど、そのおぼつかなさをいつかは体術に昇華したい。希薄な領域とかくっさい世界とか、おれの中のあつくるしさとか。

とかなんとか。つって適当に文を終わらせるのが手癖なのに気がついた。

たとえばネイティヴ・アメリカンとかの先住民を野生の賢者たちみたいに持ち上げまくる言説は、プラスの方向に失礼きまわりなくて嫌いなのではあるけれど、アボリジニの神話には、傾聴すべきなにかを時に感じる。あれは、最後の瞬間に最も輝きだすもののこと…

整体の知見では、頭の緊張がとれない人が夢をみるそうだ。

極端に夢見体質なので、例えば用を足してる時にちょっとうつらうつらしただけでもなにがしかの夢を見る。でも数年前から住みついてるこの土地を夢に見ることはない。そこで関わった人たちも、経験世界ではもう会うことはない人が時々夢に現れるだけだ。

てゆっか楽器できる人かっこよすぎ。おれはろくに何も弾けないのだけどとにかく音のでるものが好きで、路上で外国人が売ってる怪しい楽器とかは即買う。無審査で購入させていただきます。そんで部屋には変な笛がまた。最近は、ピアニカ弾きたいなあ、て思う…

おれの限界はおれに形を与えてるけど、拡張できる限界もまたあるだろう。視線は配れば減るという考え方と、配れば配るほど育つという考え方がある。どちらが妥当なのかわからないが、考えてる時点で一歩おくれをとっている。

それを必要としているが自分とは無関係な人、に対して、視線を配れるほど、おれには余裕はないと思った。限界。

とっくに外れたと思っていた視線がまだ生きていたので、おれはすこし嬉しかった。

落ちる瞬間。おれぐらいの思索家になると毎晩電気消して床に就くまでたっぷり二秒は哲学するが、あらためて自分の意識はごく近い過去と現在にしかフォーカスしてないなあと昨夜思った。むかしのことも、これからのことも、なんだかちょっとよそよそしい。い…

紛失してた本がひょっこり部屋から出土してくれてうれしい。ギャンブルどうでもいいけど色川さんは好きだ。印象はいつも茫。虫は海を認識できない。私の旧約聖書 (中公文庫)作者: 色川武大出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1991/09メディア: 文庫購入: 1…

まあそれはそれで

しかしながら地球上で真に最強かつ神の座に最も近い被造物は巨大イカであることは言うまでもなく!

むかつくけどそろそろ夏。虫が増えた。やつら(硬い系)は近くで見ると動きがかなり最強くさい。軍用機は虫を目指す。

最近は食事と睡眠の関係が気になってるので自分の体で実験してる。一日一食だと寝るの四時間ぐらいになるけど、ばか食いすれば十時間以上ぐいぐい眠れる。どっちも楽しい。まだ長期的なデータがないから実際のとこはよくわかんないけど、食事量と睡眠時間は…

壊れかけの温室の中で温室育ちを続けていた俺。 ふつうの人の、心に刺さる言葉。こういうのが時々どこかで待っているから、なんとなくブログを読み続けている。トラックバックはしづらい内容なので控えます。 神様もあなたの願い事ばかり叶えていられないの…

昨夜はなんとなく徹夜して、今日は仕事帰りにともだちのライブ行ってきて、いまふらふらになって帰ってきた。マヤさんに打ち負かされた亜弓さんみたいにがくがくになってて、ほんとさっさと寝たいのに、ライブハウスで聴覚を破壊されて耳鳴りがずっと止まな…

映画「300」観てきた。活劇してて、ちょう楽しかった。敵王クセルクセスが眉目秀麗な巨人で、並んで立つと主人公であるはずのスパルタ王がヒゲのちびっこにしか見えないというのもよかったです。敵がいちばんかっこいいっていう。でもあの、古代ペルシャ人っ…