2012-01-01から1年間の記事一覧

世間話には、生き延びる上で欠かせない何か大切なものの極意がある。おれの世間話に、はたしてお花は咲いているか。

二日前から腰が軽い。体はある時ふっと変わる。だけどそれは内的なプロセスが進行してきた結果であって、体に対するあれやこれやの日々の関わりを不要と見做すものではない。なんとなく最近は方法が氾濫しているような世相で、ちゃちゃっとライフをハックし…

デーモンの閣下は御歳たしか十万ウン十歳だったと記憶しているが、さっきラーメン食いながらふとおれ自身が由来するところの生死以前の因果の糸をひとつひとつ手繰ってみたらば、自分という存在は前史込みで当年とって二百億三十三歳ぐらいかなーと気がつい…

なにか問題が生じた時に先ず自らの内に原因を求めるのは、謙虚な人格者であるところのおれちゃんとしてはごく当然なエチケットなのですが、これ気をつけないと意識が自分自分でいっぱいになっちゃうんだよね。そういう時こそチャンネルを他人に合わせて、相…

一週間前に郊外に引っ越した。いま仕事から帰ってベランダに出たところで、星が見えるのに初めて気がついた。都心の明るい夜空の下で十年ぐらい暮らしてたから、そんなん見えるなんて期待さえしてなかったのだけれど、ここは昴の光も届くんだね。人気のない…

きれいなだけじゃなくて性格もいいと評判のきたがーけーこさんのブログを読んだら、ほんとうに真面目さが伝わってくる文章でびっくりした。てかここでびっくりすること自体たぶん失礼なことであり、ようするにおれがいろんな人を色眼鏡で見ているだけか。と…

今日の発見

「キーボードは腰で打つ」我が国では古来よりそのように伝えられておりまする。また脇が締まれば所作としてなおよし。

ワールド

以前勤めていた職場に「ワールド」という隠語があった。独自の世界を追求し過ぎた結果、他人の介入を容易には許さない高みへと至り、仕事の共有化が阻害されてしまう事態を意味し、「この案件は○○さんのワールドだから」「それじゃお手伝いできないね」など…

ただしく葛藤することは、力の源なんじゃないかな。心が割れて身動きならない時、内側にはつよい力が走りめぐっていて、その力は外部に開かれた思わぬ箇所からあふれ出る。そのようにして作用する力は重く響く。ある種の身体技法なども、そのような葛藤の仕…

先日、体を動かしていて身にしみたのだけど、自分の場合、物理的にも心理的にも、ものごとに対して適正な間合いよりも、ほんの少しだけ前にのめってしまう傾向があるようだ。「これだと少し遠くないかな…」というぐらいの間合いを保った方が、対象とより良い…

なんとなく古典を読み返したくなって、さいきん再読した。デザイナー (集英社文庫(コミック版))作者: 一条ゆかり出版社/メーカー: 集英社発売日: 1996/12/13メディア: 文庫 クリック: 57回この商品を含むブログ (40件) を見る女ともだち (1) (集英社文庫―コ…

おくればせながらソーシャルにネットワークする顔の本に登録してみて、使い方がまだよくわからんのだけど、自分の被検索履歴みたいなものが表示されるのかな、これは?恥ずかしくて初恋の人とか探せんやんけ…!という大変ストレスフルな状況です。あと単にク…

いかなる困難も正面突破してみせる稀有の生命力が子供の時から炸裂中の友人は、先ず否定的言辞で防衛線を張ってからでないと生の世界に触れられないおれに向かって「貴殿はその消極的な物言いを控えるがよかろう。いかな口先だけの言葉とはいえ、反復すれば…

いろんな経験を重ねても、経験を積むということに対するある種の気構えのようなものが備わっていなければ、経験はおれの中を通り過ぎていくだけで、あかんのではないか、とも思う。

チーム武田

新卒の、もふもふした小動物みたいにかわいい女の子が、ちょっと大きな仕事を前にして「腹を括ってやりますから」ってふと洩らしたその一言に、どきっとした。御館様、と呼ばせてほしい。

お役人でもなんでもないのに霞ヶ関の官庁街を抜けるような通勤経路をとっているので、昨日の帰りがけに、再稼働反対のデモにでくわした。万単位の人の海。官庁街ってときどき各種のデモが行われてて、でも多くの抗議は、組合の義理で駆り出されましたー恥ず…

うれしい

えっとひさしぶりに書くと思ったら、ちょう自慢話なんだけど、職場でまたほとんど面識のなかった人に「いつも姿勢がいいね。何かやってるの?」と言われました。すごく年輩の方だったので、まあ昔の人の方が所作とか立ち居振る舞い(プロレス語で言うところ…

常に自己評価を低めに見積もって生きているので、たとえばちょっとした顔見知りぐらいの人と遭遇した時に、この人はどうせおれのことなど眼中になかろうとノーアクションを決め込んだりしていると、挨拶する気まんまんの相手はショックを受けて、「そ、そん…

誰かがおすすめしてくれた本やら音楽やらあれこれが、自分の胸にぴったり刺さることってあまりないから、おれは他人にものをあまりすすめはしないけど、人が大事にしてるものをそっと教えてくれるという行為自体は、わりとビューティフルな出来事だと思うの…

言うべきことを言えなくて、あかんやないですかおれ、と反省することは多々あるが、それとはまた違った意味で、言っても特に問題ないけど、まだ本当にいうべき時は来てないような、そういう言葉を、ぐっと肚に収められる、そんなオヤジになりたいです。なん…

自分に対する幻想を後生大事にあたためて、そのために心を守れてるとこもあるし、道を誤ってるとこもある。要は加減だバランスだっていうずいぶんぱっとしない考え方に、いつか妙味を感じられるようになるかしら。

本当によいものに近づくには時間がかかる。ライフハックとかぬかすなと。 「千日の稽古を以って鍛とし、万日の稽古を以って錬とす」 マス・オーヤマを信じるのみだ。

黒い服の女の人は何故かくも素敵なのか。

自分が正しい立場にいる時こそ下手に出る。利己主義とおもいやりは、そんな截然と切り離せるようなものではないのだ。

上手くやってのけようとする一切の努力が自分にとっては緊張性の入力となるようだ。体の観察を続けると見たくないものまで見えてくる。

自分の言葉に耳を傾けてほしかったら、口調とか、声色とか、眼差しとか、あまり殺伐としたオーラを放たないとか、できることなら少しぐらいラブリーに振舞うとか、そういうあれやこれやの努力が、正しい事を述べる以上に必要なのではないかと、ネットやリア…

おれの殺気センサー敏感すぎる。満員電車で横の人たちとかがトラブってたりすると関係ないのにこわくてすごすご降りてしまう。密閉空間の殺意こわすぎ。遅刻しちゃうからみんなもっとラブリーな感じでいきましょうよ。

傾聴できない。人の話を聴く時には、相手の言葉によって自分の内なる何かが変化する可能性をちゃんと確保した心構えでいないと、ほんとうに「聴く」ことにはならないんだと思うけど、それがあんまりできないので、大抵ふんふん聞き流してる。なんかなー、自…

牛乳飲んでりゃ大丈夫!という間違った信仰を子供の頃から育んできたので、とりあえずいろんなものに牛乳まぜて飲んでます。 麦茶:牛乳入れるとちょっとコーヒーにも似たフレイバーで、紅茶のミルクティーに劣らない。 甘酒:牛乳入れ過ぎ注意。おいしい子…

子供のころ同級生に誠(まこと)くんとか学(まなぶ)くんっていうごく普通の名前の子がいて、まあおれも全く平凡な名前なので、なんと地味な名前であることか自分たちは!もっとおしゃれでクールな名前だったら!などと嘆じていたものであるけれど、それは…