ワールド

以前勤めていた職場に「ワールド」という隠語があった。独自の世界を追求し過ぎた結果、他人の介入を容易には許さない高みへと至り、仕事の共有化が阻害されてしまう事態を意味し、「この案件は○○さんのワールドだから」「それじゃお手伝いできないね」などの使い方をする。また生まれつきワールドを形成しやすい特異な資質を有する者を「能力者」と言い、まあおれもその一人ではあったのだが、別段珍重されるでもなく、つまりは単なる皮肉である。

今日、仕事においてではないけれど、自分のワールドのひとつに気づかされる機会があって、とてもよかった。こんなものは何度でもこわしてやるんだ。