19歳と24歳の時は、いろいろな事があって、よくもわるくも「生きている」という気が強くする時期だった。今年は、20年ぶりにそのような年だった気する。結果として、20年の静けさを感じる。〇4月倒れた。2か月かかって完治して、前より丈夫になった。働き方…

長い目で見たら人生には流れがあって、自分としては珍しいことだけど今はやるべきことが多すぎて頭がぐるぐるしている局面のよう。だからウェブログ(懐かしい言い方だな)は意識の彼方に退いているけれど、なんとなく、忘れないために。 他人の自尊心を奪う…

「~しておきます」「~しておきますね」 この違い、言葉の最後、たったひとつの”ね”を言えるようになるまでに、三年近くもかかってしまった。図らずも口にしたその言葉で、自分がすでに回復している事に気が付いた。もう大丈夫。おれは克服したし、どってこ…

昨年は、ありがたいことも、つらいこともあり、どちらの出来事も、まだきちんと受け止めきれていない。今年は何も起こらなくてよいので、先のふたつの出来事に向き合う作業を、静かに続けていきたい。難しいな。 このブログはずいぶん昔に「おれ」として何か…

こんにちは

昨年から定時で仕事が終わることが多くなってしまい(残業好き)、なんとなく家帰って自炊する習慣がついた。料理のことを知らないので人に教えてもらうのだが、気のせいか、そういう質問をするといつもより女性がやさしく応じてくれるように思う(「炒めも…

技術の要点は「間」にあるとして、じゃあ「間」とは何か。正しい時に正しい場所に身を置くこと。

田舎に帰っていた。友人と公園で会う約束をして、行ってみると、ベンチでのんびり趣味の楽器を弾いているそいつの隣に、小さな女の子が座って耳を澄ませている。おれが友人と挨拶してるうちにその子はとことこどこかに行ってしまって、親戚の子?と訊いてみ…

五ヵ月目の妊婦さんのお腹に触らせてもらった。「こんにちは」って気を込めて触れてたら「こんにちは」ってキック返してくれて、こういうの初めてだったので少しうろたえてしまった。「カワイイ〜、感動〜」っていうより、なにかひたすらよく判らない感じで…

人は聡明になればなるほど、明るさを増す。みたいなことを中島らもが何かに書いていて、ずっと昔それを読んだ時に意味がよくわからなかった。頭のよさそうな人たちは、自分たち凡人と比べると、多かれ少なかれみなさん暗黒世界を生きているように見えたもの…

なにかの考え方なり思想なりをいいなあと思ってただ頭で理解している段階と、本当にそれを体で身につけていることは違う。みたいなことを、さも判ったような顔してさんざん言ったり書いたりしてきた覚えがあるけれど、その「頭でわかっただけじゃだめ」とい…

本当のことはなかなか言葉にできないなあと痛感する。機を逸して、じゃあさようならと言うたびに、伝え損なったことを後悔する。 みたいな話をすると、ああ色恋のことですねはいはいつらいですねそうですね、としか思わない方は相当重症であらせられるので、…

すべてのものごとと同様に、与えられたあたたかさもまた永続するものではないけれど、なりゆきと努力により、新しいあたたかさを作り上げることは、たぶんきっと出来ると思う。がんばりましょう。

あけましておめでとうございます。 今年の目標は莞爾たる笑顔を目指して、顔面の筋肉の柔軟性を高めることです。そのためには首・上胸部はもとより、すべての土台たる腰の柔軟性が要求されることでしょう。日々、体を練りつつ、その他のことは適当にがんばっ…

世間話には、生き延びる上で欠かせない何か大切なものの極意がある。おれの世間話に、はたしてお花は咲いているか。

二日前から腰が軽い。体はある時ふっと変わる。だけどそれは内的なプロセスが進行してきた結果であって、体に対するあれやこれやの日々の関わりを不要と見做すものではない。なんとなく最近は方法が氾濫しているような世相で、ちゃちゃっとライフをハックし…

デーモンの閣下は御歳たしか十万ウン十歳だったと記憶しているが、さっきラーメン食いながらふとおれ自身が由来するところの生死以前の因果の糸をひとつひとつ手繰ってみたらば、自分という存在は前史込みで当年とって二百億三十三歳ぐらいかなーと気がつい…

なにか問題が生じた時に先ず自らの内に原因を求めるのは、謙虚な人格者であるところのおれちゃんとしてはごく当然なエチケットなのですが、これ気をつけないと意識が自分自分でいっぱいになっちゃうんだよね。そういう時こそチャンネルを他人に合わせて、相…

一週間前に郊外に引っ越した。いま仕事から帰ってベランダに出たところで、星が見えるのに初めて気がついた。都心の明るい夜空の下で十年ぐらい暮らしてたから、そんなん見えるなんて期待さえしてなかったのだけれど、ここは昴の光も届くんだね。人気のない…

きれいなだけじゃなくて性格もいいと評判のきたがーけーこさんのブログを読んだら、ほんとうに真面目さが伝わってくる文章でびっくりした。てかここでびっくりすること自体たぶん失礼なことであり、ようするにおれがいろんな人を色眼鏡で見ているだけか。と…

今日の発見

「キーボードは腰で打つ」我が国では古来よりそのように伝えられておりまする。また脇が締まれば所作としてなおよし。

ワールド

以前勤めていた職場に「ワールド」という隠語があった。独自の世界を追求し過ぎた結果、他人の介入を容易には許さない高みへと至り、仕事の共有化が阻害されてしまう事態を意味し、「この案件は○○さんのワールドだから」「それじゃお手伝いできないね」など…

ただしく葛藤することは、力の源なんじゃないかな。心が割れて身動きならない時、内側にはつよい力が走りめぐっていて、その力は外部に開かれた思わぬ箇所からあふれ出る。そのようにして作用する力は重く響く。ある種の身体技法なども、そのような葛藤の仕…

先日、体を動かしていて身にしみたのだけど、自分の場合、物理的にも心理的にも、ものごとに対して適正な間合いよりも、ほんの少しだけ前にのめってしまう傾向があるようだ。「これだと少し遠くないかな…」というぐらいの間合いを保った方が、対象とより良い…

なんとなく古典を読み返したくなって、さいきん再読した。デザイナー (集英社文庫(コミック版))作者: 一条ゆかり出版社/メーカー: 集英社発売日: 1996/12/13メディア: 文庫 クリック: 57回この商品を含むブログ (40件) を見る女ともだち (1) (集英社文庫―コ…

おくればせながらソーシャルにネットワークする顔の本に登録してみて、使い方がまだよくわからんのだけど、自分の被検索履歴みたいなものが表示されるのかな、これは?恥ずかしくて初恋の人とか探せんやんけ…!という大変ストレスフルな状況です。あと単にク…

いかなる困難も正面突破してみせる稀有の生命力が子供の時から炸裂中の友人は、先ず否定的言辞で防衛線を張ってからでないと生の世界に触れられないおれに向かって「貴殿はその消極的な物言いを控えるがよかろう。いかな口先だけの言葉とはいえ、反復すれば…

いろんな経験を重ねても、経験を積むということに対するある種の気構えのようなものが備わっていなければ、経験はおれの中を通り過ぎていくだけで、あかんのではないか、とも思う。

チーム武田

新卒の、もふもふした小動物みたいにかわいい女の子が、ちょっと大きな仕事を前にして「腹を括ってやりますから」ってふと洩らしたその一言に、どきっとした。御館様、と呼ばせてほしい。

お役人でもなんでもないのに霞ヶ関の官庁街を抜けるような通勤経路をとっているので、昨日の帰りがけに、再稼働反対のデモにでくわした。万単位の人の海。官庁街ってときどき各種のデモが行われてて、でも多くの抗議は、組合の義理で駆り出されましたー恥ず…

うれしい

えっとひさしぶりに書くと思ったら、ちょう自慢話なんだけど、職場でまたほとんど面識のなかった人に「いつも姿勢がいいね。何かやってるの?」と言われました。すごく年輩の方だったので、まあ昔の人の方が所作とか立ち居振る舞い(プロレス語で言うところ…