午前四時の漫喫は深海に通じていて、くらげのように淡く発光しながらおれはマンガを読み続ける。修道士がアリストテレスを筆写する。窓のない漫喫はこの世の始めから存在し、現象の底に広がり、チューブとなって因果の始点と終点を結う。あるいは因果の因であり続け、なにものの結果としても産出されず。漫喫から空間は流出し、流出の秩序が時間と呼ばれ、梵天ズルワーンアブラクサスがそこから生じた。被造物も10分70円で還ることができるので、今日はこれから北斗の拳でも読みに行こうか。