エチカ

仕事でたまーに、日常生活でも、まあ、たまーに耳にすることがあるんだけど、「不快感があります」ていう言い回し。相手を問い詰める時に使ってる人がいるけど。まだあんまりちゃんと考えたことないから漠然とした勘だけど、「そういう言い方よくないわよ」…

個性は壊れ方にもよく表れる。過去に経験した自分の壊れ方を、苦い思い出でも心に留めておかないと。少しずつでもブレーキの性能を上げないと。

今日は人前でいっぱいしゃべるお役を振られた。仕事とは言え対人恐怖症なのにそんなん言われてもこなせよう筈もなく、粗そうは必定、かくなる上は議場にて爆死して果てん、僕は松永弾正…などと陰鬱な気持ちで過ごしていたが、やってみたら意外とどってことな…

何かを手っ取り早く勉強するには、いきなり当事者になっちゃうのがいい。そうしないと見えてこないサインが、日常生活にはいっぱい秘められてるんだと思う。

他人の存在に身を貫かれること。上手く言えないけど力の所在をそこに感じる。

ある種の強制力をちらつかせながら他人に甘えてもいい人もいるのかもしれないけど、少なくともアラサーのおっさんのやることではない。

“Don't think.Feeeeel!!”あの映画(男の子なら分かるよな!)を初めて観てから二十年が経たんとするが、その言葉の意味するところを会得するには、おれはまだまだ拙過ぎる。

「自分、色恋は二次元で満たされますから」って宣言して、大人になっても独自の路線を明るく突っ走ってるやついるじゃないすか。たとえ趣味が合わなくてもそういうやつらってば大抵おもしろおかしくファンキーで、「放課後のあの感じ」を思い出させてくれる…

出来ることが増えるのは喜びだし、自分の中の生きている力を拡大していきたいっていう気持ちはある。

身に付けるというより、深める感じ。手持ちの武器の錆を落として。

なにかが出来ない時に、そもそも構造的に出来ないパターンのどつぼに陥っているのか、あるいは練度を深めればいずれ達成できるレールには乗っているのか、ていう出来なさの腑分けを、その、忘れずにな、おれ。

「いかなる悲劇や惨劇、凄惨な事態に直面しようと感情を左右されることなくマシンのごとくパフォーマンスを維持できるオレってどうよ?ベリークール」的なね、ポーズをとりたがる子たちがね、わりとヤングな世代にはいっぱいおるわけですけどね、おじちゃん…

明日は珍しく人前で発表的なことをするけど、まあ本番に弱い子なので、いつも通り泥仕合になるだろう。「いっやー、あがっちゃって実力出し切れなくてさ」とか、そんなのは凡人にとっては当然の事態なので、結局のところ試験であれ勝負であれ、実力出し切れ…

「母さん、あたし、耳が欲しい。クソったれた人類どもの話を聞いたげる耳が欲しい。」 「ゆみちゃんの耳はママの耳」 「ゾンビの耳は開かない。怨嗟と絶叫の支配する人界に、人々のささやきを聞きとりたい。他愛ない愚痴や意見に共感し、適当な気分で過ごし…

最近の課題は、入力を意図的に制限できるようになることです。だらだらネットしないとか、マンガ読みながら音楽聴かない、とか。食べ過ぎないことも広い意味では同じことかも。

ときどき、暴力に対する抜本的な対策を練る必要を感じてしまう。社会状況がどうであれ、もしかしたら殺意の総量は変わらないんじゃないかとさえ。

長所を伸ばしてどうこうという発想が昔からあまりない。苦手なものの中にこそ真実があるとしか思えない。

遺憾ながら非常に根に持つタイプの自分の中にさえ、永続する感情はない、控え目に言ってもテンションと鮮度を保ったまま持続する情緒はない、という事実を、なんかつまんないーと思いながら受容しつつある。まあ瞬間は残るけど。結果として、自分の中の良い…

いやほんと世間話は人類を救うぜ。みんながみんな、初対面の相手でもプッて言わせる必殺の冗談でも持ってれば、世界平和はすぐそこだって思った。おれは半端に無口なのがよろしくない。

気分が天気やら人間関係やら星の巡りやらの外的状況にいろいろと左右されている(嘘ひとつ)。もっといろんなものに左右されたい(これはほんとう)。

敵意の奥には恐れの感情が隠れているのかなあと、今日は仕事もせずに思っていた。自分の中の恐怖の根をひとつひとつ絶っていけば、世界に対してもうすこしプリティな存在になれるのかしら。

集中力がない子なので長文が書けないのですが、以前からこれだけはブログに書き残しておきたいと思っていたので、今まで自分を導き助けてくれた大好きなボディワークの本たちを、今日はがんばってプッシュします。天下第一と喧伝します。いずれ劣らぬ兵たち…

部屋を片付けていて、はるか昔の日記というかノートを見つける。タイムマシンあったら何したい?つーのは太古より人類が口にしてきた常套句だと思うけど、おれならおれに会いに行きたい。二十歳ぐらいの頃の自分に。それで、まあ、いろいろあるけどとりあえ…

ひさしぶりに労働を再開して、そろそろ順調に、ちいさなこっ恥ずかしさを重ね始めてます。これだよ。懐かしいぜ。あまり器用でないので小さなミスを重ねながら仕事を覚えるしかないのだけど、まあ恥ずかしさなんてのは保険みたいなものだから、こまめに積み…

新しい職場には(この出だしばっかりだな)、ものすごく仕事ができそうで、しかも能力の劣る人に対する侮蔑を隠そうとしない人がいるんだけど、倫理的な意味でというより、むしろ自己防衛の観点からも、そういった感情を露わにするのは世渡りとしてずいぶん…

新しい職場の歓迎会無事終わった。日本てば飲み会での如才なさで人を査定する裏文化があるよね。おらイスラームに生まれたかった!

たとえ正しい(と思われる)内容を語っていようが何だろうが、語り口が呪詛に満ちていればその言葉は聞く人の体をしらず蝕んじゃうと思うし、思わず耳をふさがれてしまっても、それはもう生物学的なレベルでしょうがない反応なんじゃなかろうか。まあおれは…

新婚さんちにお呼ばれして。家事における息の合い方とか、ちょっとした二人の目配せなんかに、いちいち勝手にどきどきしちゃって。隠しきれてないよ!また来るよ!

自分だけの秘密のこだわり的なこじれた世界。そういうのに固執することも、ある年代においてはひとつの適切な誤り方だと思うけど、なにが言いたいかっつーと、おれはもうおっさんで、もうこじれている暇はあまりなくて、金とか仕事とかまだ見ぬ素敵な配偶者…

たとえば職場の人たちとかと、擬似的にでもいいからさくっとお友達ごっこができる能力。なあそれ立派な生きる能力だよって二十代のおれに言いたい。おれの愛想笑いもずいぶんチャーミングになったものだ。