行ってきた。


空海と密教美術展


今まで上野の博物館行ってきた中ではいちばん御盛況で、いちばんすごかったかも。いまどき仏系イベントにこんなに人があふれるなんてね。むかし観に行った禅宗文化展のモノトーンな静謐さと比べたら、密教美術はデカくてカラフルでサイケデリックなブツが多くて全体的にドーン!バーン!!ゴゴゴゴ…!!て感じがしました。とりあえずド迫力でハートをつかまないと話聞いてくれないよね、衆生なんて!ていうかっこよさがあって、昭和のプロレスみたいでした。レスラーにとっちゃねえ、ビールなんてスポーツドリンクですよ!力道山なんかジョッキごと食べましたから!!


以下は、悪鬼を踏みひしぎ調伏する明王像の前で聞いた親子連れの会話。

「パパー、この人だれー?」
「えーっと…ごう…降三世明王っていうんだって」
「誰か踏んでるー」
「なになに…足元には欲望の化身たる大自在天王(シヴァ神)とその妻ウマを踏みつけ…」
「痛そー」
「痛そうだねー。ゆみ(仮名)もプリキュア欲しいとかばっか言ってたらこんなふうに踏まれちゃうから」


そんな理由で踏ませんなよ。