ひたすらぼんやりしてて結論もない文章です

「俺はこんなところで一体何をしてるのだろう」他人ん家の天井を深夜に一人で見上げる人間は大抵そんなことを考える。みたいな一節を村上春樹の短編かなんかで昔読んだ気がするのだけれど、昨晩おれもそんな感じでした。よく知らないところでよく知らない人と気づいたらよくわからないことになっていた。そういう、あれーで俺は結局何やってますのん?この宇宙の端で結局独りで?みたいな感慨が湧いたのはずいぶんひさしぶりだったので、こういうの嫌いじゃない。てかむしろかなり好き。ということを再確認した。固く手を握り合った。


そんでそういう、他人となんかコラボってる時にふと素に戻った瞬間のあの妙ちきりんな感じは何なんだ。おれは集団なり関係なりにかなり強く帰属したがる方だけど、そういうの疲れるから時には孤独を味わいたいよね…みたいな社会的な次元の話ではたぶんない。無帰属ゆえの不安とかさびしさとか、そんなものはどこにもない。あれはもっと、ナチュラルボーンな感じのなにかだ。無意識の暗い海から、まだ社会も日常も無い世界そのものに投げ出された、裸の意識のようなものだ。その瞬間おれはサバンナに立ちすくむ一匹のおさるさんでありルーシーであり原人でありたぶん地球を見下ろすガガーリンさんでもあったと思う。なにがなんだかよくわからないけどとりあえず自分は存在してて、在ることに意味とか見つかんなくて、それでもそれはお腹いっぱいになるほどの不思議にみちてて。


そういう不思議や妙味をこれからも何度でも感じていたいのだけど、そういうジャンプって誰かが横にいないとできない。なぜかはわからないからもう寝る。*1

*1:このエントリ読み返したらいかにも「くくく、目が覚めたら知らない女性の部屋にいてね…」みたいな思わせぶりな感があふれてて嘆息。そんな決勝ゴールきめてたら現実サイコー!マンセー!!つって逐電してる。