むかしうまくやっていた頃の記憶をただ確認し合うだけの、余韻のような、残響のような関係ってあると思うけど、じゃあそういうだらだらとした持続をある種の弱さと断じてしまっていいかというと、それはおれにはよくわからなくて、でも関係にいつまでも純度だけを求める姿勢は、どこか歪なものなんじゃないかとも思う。そんなこと言うと高校の頃のおれに蹴り飛ばされそうだけれども。