新宿歩いてたら人だかりの奥からなにやらトライバルな音楽が聞こえる。なんか日本人ブラジル人20人ぐらいの集団が路上でカポエラ*1のセッションつーか演舞やってた。すげえクールな音の民族楽器を奏で、チャントとしか思えない合唱を続ける連中の輪の中で、二人の人間が跳んで寝転びうねりながら見たことも無い蹴りを出し合う。どちらの部族のおまつりですか。てかみんな楽しそう。ライトコンタクトによる演舞は倒し合いじゃなくて、絶えざる展開と高揚によるあちら側への突破を目論む様式と見受けられたので、結論として、ヴードゥーはタオイズムとウマが合う。コンセプト的にはカンフー映画同様に、天上の音楽の筋力による出力です。宇宙(ウテュー)は終止と膠着を忌む。純打撃系はただひとつ、音楽化しうる闘技かと。


つーか、そもそもタオイズムの発祥は人類の誕生と時を同じくし、神仙の野郎たちはアフリカの密林の精霊だったに違えねえ、とかなんとか。よい休日であった。

*1:カポエラについてははてなのキーワードになってると思うので説明はなしで。