きれいなだけじゃなくて性格もいいと評判のきたがーけーこさんのブログを読んだら、ほんとうに真面目さが伝わってくる文章でびっくりした。てかここでびっくりすること自体たぶん失礼なことであり、ようするにおれがいろんな人を色眼鏡で見ているだけか。とりあえず、素敵な人間の存在を疑うんじゃないぞ、おれ!きたがーさんは実在する…

ワールド

以前勤めていた職場に「ワールド」という隠語があった。独自の世界を追求し過ぎた結果、他人の介入を容易には許さない高みへと至り、仕事の共有化が阻害されてしまう事態を意味し、「この案件は○○さんのワールドだから」「それじゃお手伝いできないね」などの使い方をする。また生まれつきワールドを形成しやすい特異な資質を有する者を「能力者」と言い、まあおれもその一人ではあったのだが、別段珍重されるでもなく、つまりは単なる皮肉である。

今日、仕事においてではないけれど、自分のワールドのひとつに気づかされる機会があって、とてもよかった。こんなものは何度でもこわしてやるんだ。

ただしく葛藤することは、力の源なんじゃないかな。心が割れて身動きならない時、内側にはつよい力が走りめぐっていて、その力は外部に開かれた思わぬ箇所からあふれ出る。そのようにして作用する力は重く響く。

ある種の身体技法なども、そのような葛藤の仕組みを身体的なレベルで技術化したものなのかもしれない。

先日、体を動かしていて身にしみたのだけど、自分の場合、物理的にも心理的にも、ものごとに対して適正な間合いよりも、ほんの少しだけ前にのめってしまう傾向があるようだ。「これだと少し遠くないかな…」というぐらいの間合いを保った方が、対象とより良い関係を結びやすかった。入ろうとすると入れない。

もう少し、一歩引いてがんばれるようになりたいけれど、あたし生真面目だからできるのかしら。

なんとなく古典を読み返したくなって、さいきん再読した。

デザイナー (集英社文庫(コミック版))

デザイナー (集英社文庫(コミック版))

女ともだち (1) (集英社文庫―コミック版)

女ともだち (1) (集英社文庫―コミック版)

妹の手で少女漫画の英才教育を施された子供の時分も今はなつかしい思い出である。少女漫画を読んでて受ける印象っていつもあんまり変わんなくて、「恋と友情の板挟み?そんなん親友と河原で殴り合ってるうちに仲直り、お前その顔なんだよアハハーつって友情の勝利!」とか「母娘の関係に女同士のプライドが絡む愛と確執の物語?キミィ、空手をやりなさい。それですべて解決する!!」とか大変あほで申し訳ないのだが、感情移入できる要素はほとんどない。と言うと文句のように聞こえるが、いや、ひさしぶりの一条さんはやっぱりすごいよ?夜を徹して読みふけったよ。この人やっぱりマンガを描くのが上手だなーと思いました。自分にはまったく関係のない話のとりつくしまのないような完成されたおもしろさって感じです。

おくればせながらソーシャルにネットワークする顔の本に登録してみて、使い方がまだよくわからんのだけど、自分の被検索履歴みたいなものが表示されるのかな、これは?恥ずかしくて初恋の人とか探せんやんけ…!という大変ストレスフルな状況です。あと単にクラスが同じだっただけみたいな中学校のクラスメイトからの友達申請とか…いろいろ距離感が難しそうな感じですね。