すっげ…ベアナックルで打ち合ってるよ…


http://www.youtube.com/watch?v=cVNOU8gzOWs&feature=related


これは、前世紀の半ばぐらいの映像だろうか。中国拳法家同士の公開試合。たぶんほんものだと思うんだけど、やっぱ、むかしからこういうことやってたんだね。だれが一番強いのか、じゃあ戦って決めようぜ!?うひょー!


特筆すべきは、これたぶん素手じゃね?すごすぎる。現代の洗練された打撃戦に慣れた目から見ると、リードブロウもなしにいきなりオーバースイングの手刀(手刀!)とか当たるわけねえーじゃん、とか、顎を上げたまま打ち合うのは見てて怖すぎる(自然な姿勢を重視しているからなのだろうか)とか、いろいろ突っこめたりもするけど、なんせ素手だ。すげえ肝力。なによりクリンチに逃げずに、ちゃんと打ち合いが成立するのは見事なんじゃなかろうか。ボクシングでも(あるいは普通の人の叩きあいでも)、流れでもみ合いになっちゃう局面があるけれど、この二人にはそれがない。技そのものは時に不格好に見えたりもするけれど、素手でここまで打ち合い続けるには、勇気だけじゃなくて、理性と、実用に耐えうる確固たる技術が必要だと思う。拳法の実戦性って今なお懐疑の的になるけど、おれはこれ見て目からうろこだ。


この映像、たぶんガチだと思うんだけど、パンチが空を切る音とか、相手に当たった時の音とか、いちいち演出がうざすぎる。そんなのふつう聞こえねえだろ!*1

*1:いやしかし、天拳一致、我を捨て彼を見ず、ただ気を以て感ずるに敏。の域に達さば、あるいは…!?拳法さいこう。