本を、というかいい本を読むと、なんかわざとらしい解釈をすんのが惜しくなることがある。その本の息吹き、つーかいちばんおいしいところが、おれがあほな感想を漏らすことで逃げちゃうような、こぼれおちちゃうような。もちろん然るべき言葉で本の生命をなぞらえることが出来ないおれの頭はうんこちゃんですけど、それだけでもなく。本の印象を(或いはその他のものごとに対しても、なんだろうか)言葉以前の漠然としたかたまりのまま、すべてが詰まった未開封の状態で認識し続けることに耐えられないあまりに、言語の世界に逃げ込んでんじゃねえの脳の野郎は?とか最近思う。まあ好きではあるんだけど、言葉。