執拗な自己嫌悪は目も当てられないナルシシズムにどこか似ている。どちらも自己イメージに敏感に捉われ過ぎているという点において等しい。自分自身との心理的な距離感があまりに近いのだ。小さな自己嫌悪やちょっとした自信の両端を、軽い足取りで時々行きかうぐらいが、バランスのよい自意識なのかな。