上野の国立博物館の一階隅の常設展、ほとんど人気のない考古学コーナーにひっそりたたずむ埴輪たち。その中の、「オマエ、これ作ったやつ、ちょっと犬に失礼だろ…」つーぐらい晴れ渡るようなバカづらの犬の埴輪のことを時々ふっと思い出す。あいつ、どうして…
すごく歳をとると、人恋しくなるというか、知らない人とでも自然に言葉を交わしたりしたくなったりするのだろうか。よくわからない。けどあの独特の間合いは、いやじゃない。
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