むかしから生き物が進化する仕組みがよくわからなかった。かつてキリンの背丈が木の枝葉に満たなかったとして、どうしてにょいーんと都合よく、わざわざ首が伸びたりすんのか。そのタイミングでなんか突然鱗が生えたり第三の眼が開くやつとかいたっていいし。空気読んでないけど。でもなんか笑えるし。

たぶんキリンさんは超望んでたんだと思う。葉っぱばりばり食うことを。葉っぱがすぐ目の前にばさばさ茂ってる様子を四六時中夢想してた。メシとフロの時間以外は全部。なんかもう部活みたいな勢いで。で、何代か経った頃にはにょいーん、みたいな。

あたまが良くなって言葉とか覚えちゃった人類は、たぶんもう進化とかできなくなったような気がする。道具のスペックは上がっても、自分をクールにデザインする気合いはないんじゃないかなー、すでに。首とかそんな伸びるわけなか…つって。言葉の暗黒面に捕われてる(「否定」ってすごく言葉に依存した精神活動なんでしょ。たしかに純粋にイメージだけの否定って難しい)。

ガンガン夢想する力がほしい。