うかつ…!老後の楽しみにするつもりだったのに、よりにもよって生死を賭けたこのくそ忙しい時期に、うっかり手を出してしまった…塩野先生の畢生の大著。

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)

ハンニバル強すぎ!この戦争屋!(ポエニ戦争)。ローマ人の土俵際のふんばりもねちっこくて、「諦めたらそこで試合終了ですよ」て安西先生が微笑んだ。とりあえず五巻まで読了。忙しかろうが何だろうが、おもしろいものさえあれば時間なんて念力で捻出できるものだなあと。

多少のキズはあるかもだけど、なんだかんだいって人類史では古代ローマがブッちぎってんじゃなくて?ていう塩野先生の古代ローマ中華思想に身を委ねて読んでいると、その後の歴史なんておれたちを含む現代に至るまで…ただの…余韻だ…!ていうなんか被虐的なおもしろさにまで至ってしまう。能力高過ぎだろ、塩野史観のローマ人。やつらが現代に甦ったら二年で地球連邦の大統領になれますよ!とりあえずあと三十巻…