実家。地元のつれは明日はお勤め。午前二時におうちの裏の港でしょんぼり。夜の海は落ち着くけれど、近付き過ぎると手とかが伸びてきそうでこわい。対岸の四国の灯りがきれいで、きっとみんな、明日のうどんの仕込みに余念が無いのだろう。おれの定位置。おれの時間。少しずつ自分の中で、自分の影が薄くなればいいと思う。