『短眠』でぐぐると、いっぱいヒットする。『一日があと五時間増えたとしたら、あなたはそれを何に使いますか!?』って煽りに、「寝る」と即答できた真面目さんのおれとしては、避けては通れないテーマではある。いろんな知見があって興味深いが、畢竟この問題は(やった、いつか使ってみたかった、『畢竟』)、技術論ではないと思う。たぶんだけど、生きてること心を奪われている幸福な人なら、小細工を弄せずとも寝る時間は必要最小限に抑えられるんじゃないかな。子どもが、二度寝するよりとび起きて暴れたがるみたいに。短眠推進論をざっと見渡すと、ほとんどの動機が勉強時間の確保とか同僚に差をつけろ!的な社会的成功に収束してくのに気がつくけど、子どもにとっての暴れることと同じぐらいそういうのが楽しいと思える人じゃないと、恒常的な短眠なんて無理だと思う。てゆっか眼がこえーよ。人体の可能性を追求するのは意義あることだけど、なんでもサクセスがらみで掘り起こすのははっきりいって貧しいし、もっと言えば、それは何かに対して失礼なことだ。