…恐怖してはならないと言われると、恐怖することを恐怖してしまう。これでは落ち着いて恐怖することもできないし、心配もできない。しかし自然の勘ではそういうことがちゃんと判る。必要な時に心配し、必要な時に元気を出し、必要な時に逃げ出し、必要な時にあらためていくということができる。


(『体運動の構造 第二巻』 p207)